けせんの野鳥

私の愛する岩手県大船渡市と陸前高田市そして住田町は気仙と呼ばれています。 この地域で撮った野鳥をご紹介します。 この情報がバードウオッチングや野鳥撮影に多少でもお役に立てればと願っています。
大船渡市盛町在住 福士正二
My Best Shot
ハギマシコ キクイタダキ キレンジャク トラツグミ ヤマガラ
BORG(天体望遠鏡)で
野鳥撮影
 けせんの野鳥
東海新報連載中!

バードウォッチングに出かけよう!

・必要な物は双眼鏡とノートとペン

気仙地方にお住まいの方であれば川か海に行ってみてください。水鳥がいることでしょう。 双眼鏡で覗いてみてください。良く観察しましょう。 ぜひノートとペンで簡単にスケッチしてみてください。人に見せるわけではないので上手でなくても良いのです。 もし鳥が比較的近くにいるならスマホのカメラで撮ってみてもOKです。 次にメモや特徴をノートに書き加えて行きます。まず日付と場所と時間。 体の特徴、各部の色。鳴き声。 単独でいたか群れでいたか、など気になったことは何でも書き留めてください。


・家に帰ってから詳しく調べてみよう!

バードウォッチングを終えて家に帰ってから野鳥図鑑かネット(ぜひ、このけせんの野鳥でも)で、 そのメモを頼りに鳥の名前を調べてみてください。 それがコクガンという名前であると わかれば楽しいですよ。 もしもどうしてもわからない場合はこのけせんの野鳥にある「お問い合わせ」に メモした内容や撮った写真などをお送りください。可能な限りお調べしてお答えします。 このようにして名前を一つづつ覚えて行くことができます。 名前を覚えると野鳥がより身近に感じられます。 自然への愛おしさが心に満ちて行くに違いありません。
コクガンの写真 コクガンのスケッチ

バードウオッチングに必要な物とは?

①双眼鏡:最初はホームセンターで売っていた 1980円のものを使用していましたが現在はPENTAX 8✕21(8倍で口径21ミリ)を使用しています。 ネットで4,500円位でした。私の場合は望遠カメラで野鳥写真を撮ることがメインなのでこれで十分です。 もし写真を撮らないのであれば30ミリくらいの口径の大きなレンズの方が暗いところでも 野鳥を探しやすくて良いと思います。 落下は双眼鏡の故障に直結するので長いストラップなどで首にかけて使用するようにしましょう。 落下させると左右のピントがずれてしまい使い物にならなくなってしまうことがあります。
双眼鏡の使い方ですがまず左目で双眼鏡の真ん中にあるピントリングを回して ハッキリ見えるまで 左右に回して合わせます。 次いで右目で右側の目を当てる部分が回りますのでそこもハッキリ 見えるまで左右に回して合わせると両目でハッキリ見えるようになります。 倍率ですがわたしのは8倍です。これで十分です。ズーム式のものも売っていますが 8倍固定の方がよりハッキリ見えるように感じました。 目標の物をすぐに視野に入れれるように 何度も練習しておくと良いと思います。
②野鳥図鑑:とにかく情報量が多いのが良いと思います。 下の写真にあるのが私が持っている図鑑です。 (成美堂出版:ひと目でわかる野鳥)とにかく情報量が多くて助かっています。 豆知識の様なものもあり観察カレンダーも助けになります。 値段もDVD付(DVDはおまけ程度の内容)で2000円しません。 ネットからも多くの情報を得ることができます。 日頃から正確な情報を何度もページを開いて確認すること大切ですので 良いと思われる図鑑を入手しておくことを お勧めします。

野鳥を撮るにはどんな機材が必要か?

人と比較しないで身の丈に合った物を: 野鳥観察をしていると写真として残しておきたくなりました。 そのためにどんな機材を揃えなければならないのでしょうか。 趣味で行うものですし人の財力も様々ですから身の丈の合ったもので満足することです。 人と比べることはやめましょう。最高の機材を追い求めるなら100万円あっても足らないからです。 わたし自身も最高の機材には全く及ばない機材で撮っているわけですが十分楽しめています。
私の所有撮影機材
PENTAX K-5,K-S2
現在所有しているのがこのK-5とK-S2です。 左の写真が超望遠レンズシグマ150-500を付けたK5です。 右の写真はボーグFL71を付けたK-S2です。 イメージセンサーはどちらもAPS-Cで23.5mm 15.6mmです。 高倍率ズームデジカメとの違いはこのイメージセンサーの大きさです。 APS-Cの方が大きく約12倍の差があります。 この差は大きくコストも跳ね上がりますが画質も当然良くなります。 画素数は同じでもイメージセンサーは大きいほうが画質は良くなります。 連続撮影が秒あたりK-5は7枚となります。K-S2は秒あたり5.5枚となっています。 連射の秒あたり枚数が多いと動きの速い小鳥や飛翔写真を撮るときなど決定的瞬間を逃しにくくなります。 K-5とK-S2どちらも防塵・防滴となっており雨の日やほこりが舞うような状況での撮影でも比較的安心と言えます。 有効画素数ですがK-5は1628万画素ですがK-S2は2012万画素です。
ペンタックスK-5 ペンタックスK-S2
BORG 71FL
BORGの実際の写真
口径:71mm
焦点距離:400mm
F値:5.6
AFアダプター:ペンタックス製 1.7倍
わたしがPENTAXにこだわる理由がこのBORGを使いたいためです。 ある時、ボーグという天体望遠鏡で野鳥を撮るという方法があり、 かなりの成果を期待できるということを知りました。高級超望遠カメラ約10分の1の値段で 手にすることができるということも魅力でした。また私の所有しているペンタックスと 相性が良いと言うことでした。というのはペンタックスの製品であるAFアダプターをカメラボディとボーグの レンズとの間に入れるならマニュアルフォーカスであるボーグがオートフォーカスになるというのです。 (実際はある程度のところまではマニュアルで合わせてからAFが効いてきます)

71というのは口径のことでありFLというのはフローライト(蛍石レンズ)という意味とのことです。 ボーグ71FLはシンプルなレンズ構成ながら光等が決まった時は 見事な解像写真になるのでこれからも愛用していこうと思っています。